クリニックの看護師の仕事内容、メリット・デメリットは?

今回は、クリニックで働く看護師の仕事内容やメリット・デメリットなどを紹介します!クリニックで働いてみたいけど、どんなことをするのか分からなくて不安、イメージが沸かないといった方は、今回の記事を参考にしていただけたらと思います!

※クリニックにより細かい仕事内容は異なります。今回は私の内科クリニック勤務の経験に基づき紹介していきます♪

就職先や転職先に迷っている人は参考にしてみてくださいね♪

目次

クリニックの特徴

まず、クリニックとは無床~19床以下の医療機関のことを指します。いわゆる町のお医者さんであり、地域の人々の日常的な健康管理を担っています。医師が1人で診療、経営しているところが多く、看護師もクリニックがまわる必要最低限の人数しか雇っていないところがほとんどです。

診療科は主に内科が多いですが、整形外科、小児科、産婦人科、透析、美容など様々。設備も診療科により、レントゲン、CT、MRI、手術台があったりします。

また、最近はGoogleMapの口コミをみて受診するクリニックを決めている人も多く、そこで働く人が病院の顔となることが多いです。

仕事内容

診療の補助

  • 診察前の問診
  • バイタルサイン測定
  • 採血、尿検査、心電図等の検査
  • 皮下注射(ワクチンなど)、点滴
  • 生活指導
  • 創傷処置
  • 発熱外来対応

診療科によって看護師の仕事内容は変わりますが、最低限採血、注射、点滴はできた方が良いです!

私が勤務していたクリニックは内科で、高齢者には生活状況にお変わりないかなども確認し、必要時は地域包括やケアマネージャーに繋げることや、働き盛りの患者さんは高血圧、糖尿病、肥満といった生活習慣病の方も多いので、必要に応じて患者さんに対して生活のアドバイスも行っていました。

電話対応

患者さんからクリニックにかかってくる電話に対する対応です。事務的な内容ではなく、医療的な質問や、体調が優れず救急車を呼んだ方が良いか、受診した方が良いか、などといった内容の電話は看護師が対応していました。

最終的には医師に報告しますが、まだクリニックに来ていなかったり、診察中だったりすると電話対応は看護師に回ってくるのでその場での判断が求められます。

物品の在庫管理、発注

病院ではSPD管理だった医療物品(手袋、マスク、採血セット、サーフロー、テープなど全て)、院内常備薬・注射薬等は全て看護師が在庫管理します。クリニックはコスト面も重要となるので、卸業者の中から1番安いところを探して発注をかけたりしていました。

発注漏れがあり使用したい時に物品がない、違うものを発注してしまう、などのミスがないように注意が必要な作業です!

使用器具の滅菌

クリニック内にオートクレーブがあり、鑷子やはさみなどは都度滅菌していました。

掃除、後片付け

私が勤務していたクリニックは清掃業者が入っていたため、使用した血圧計や点滴棒、ベッドなどの消毒等くらいでした。入っていない場合は床、トイレ掃除などが必要になるところもあるかと思います。

クリニックで働くメリット

プライベートや家庭との両立ができる

外来勤務の場合、診察の受付時間が決まっているため、予約外受診が多くなければほぼ定時で終わります。受診する患者さんも、症状が軽い方、比較的病状の安定した方が多いため、急変に遭遇することも滅多にありません

そのため、プライベートの予定を立てやすかったり、家庭との両立をしやすいというメリットがあります。

  • ただ忙しい時間帯は座る暇もないくらい、バタバタと動き回っていることもあったので、忙しさはクリニック次第

身体的・精神的な負担が少ない

外来勤務の場合、夜勤がないので生活リズムが整います。また来院される方もお1人で来ることのできる方が大半で、介助が必要な方は付き添いの方が一緒に来ているので介助がほぼありません。病棟ほど身体的な負担がないので身体がすごく楽になりました

また、医師の診察を受けて帰宅するので、「あーあの患者さん今どうなっているかな、大丈夫かな、、」といった病棟時代に抱えていたもやもや感は無く、勤務後に電話がかかってくる、ということもないので、すっきりとした気持ちで帰れます♪

生活に寄り添った看護ができる

看護師が問診をとるクリニックであれば、ずっと通っている患者さんとは徐々に顔見知りになり、色んなお話が出来るので、病院よりも1対1で関わる時間があると感じます。より生活に寄り添った看護ができるところが魅力です。

クリニックで働くデメリット

病院と比較し給与が低い

夜勤がない分、やはり病院勤務と比較し給与は下がる傾向にあります。ボーナス、通勤手当、家賃補助、退職金などの福利厚生も院長次第のため、あらかじめ条件はしっかり確認しておく必要があります。

看護技術がほとんど必要ない、ルーティンワークが多い

クリニックでは、これまで病棟で学んできた看護技術を発揮する場面はほとんどありません

また1日の決まった流れに沿って時間が流れるため、イレギュラーなことが少なく、ルーティンワークになりやすいです。毎日同じことをするのが苦手、という人には向かないかもしれません。

人間関係が合わないと辛い

病院と比較し、クリニックは必要最低限の人数で回していることが多いです。そのため、苦手なスタッフがいてもほぼ毎日顔を合わせることになります。また、院長に癖があったりするとワンマンな体制になりやすいです。

人間関係は実際に働いてみないと分からないことも多いですが、クリニックのホームページを確認したり、GoogleMapでクリニックの評判を確認したり、転職サイトで院長やクリニックの雰囲気を教えてもらえる場合もあるので事前に確認しておくと良いと思います。

子育て中の看護師さんは、子どもの発熱でお休みなど言い出しにくいこともあると思います。お互い様な雰囲気があるのかどうか、といったところも分かると働きやすいと思います。

まとめ

クリニックの仕事内容についてまとめました。病院とは違い、医療に関することから、雑務まで業務の幅が広いです。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、自分のライフスタイルに合う勤務先が見つかるといいですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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